2018年2月7日水曜日

読み聞かせ(続き)

昨日書いた読み聞かせ、少し長かったですね。言いたかったのはこんなところなんです。

園や学校では、地域のボランティアさんなどの力を借りて、読み聞かせが盛んに行われています。本当にありがたいことですね。
でも、この読み聞かせが一つの現象面のことがらだけで終わってしまっているのではないかということなんです。だとしたらすごくもったいないことですよね。
園や学校で行われる読み聞かせの本質は、この活動を学校全体の読書活動の推進にどう結びつけていくかというところにあると思うのです。やっている(やってもらっている)だけでは実にもったいないですね、ボランティアさんの時間も学校としての時間ももったいないですものね。
園や学校の子どもの読書活動について、たとえば読書量が極端に少ない子への働きかけはどうなっているか、読み聞かせの時の子どもの表情を図書室に向かわせるための仕掛けはあるか、個々の読書量の推移はどうなっているか、司書教諭の具体的な活動はあるか、文科省の現状分析からの改善はあるか、などの視点から今一度チェックしてみることも大切なことだと思います。特に、読み聞かせの時の表情を図書室に向かわせるための仕掛けがあったら、読み聞かせ活動の意義がさらに重要になってくるに違いないですね。

そうそう、園や学校と書いていますが、園の場合は、園での読み聞かせをどうやって家庭での読み聞かせにつなげていくかというところが学校とは少し違うところだと思います。もしも園から、園での読み聞かせ活動の紹介に加えて家庭での読み聞かせもいかがでしょうか、などとアナウンスされていたとしたら、その園て素晴らしいところだと思いますね。

そしてもう一つ。園と小学校、あるいは中学校も一緒になって、地域をあげてとでもいいましょうか、読み聞かせという視点から読書活動の推進ができたらいかがでしょう。これもまた夢のある子ども育てだと思います。

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