2018年2月15日木曜日

シリウスとカノープス

星見の冬の風物詩の一つに、「カノープスが見える?見えない?」というのがあるんです。初めて聞く人もいるかもしれませんね。
カノープスという星(恒星)は、りゅうこつ座という星座にある星なんですね。(このりゅうこつ座は南半球で有名な星座なんですが、日本からだと南に低すぎて福島県あたりから南の地方でその一部の星が見える程度なので、私たちにはあまりなじみのない星座なんです。)そしてカノープスは、なんと全天で2番目に明るい星(恒星)なんです。(ちなみに1番はおおいぬ座のシリウスという星です。)そこで、このカノープスが見える?見えない?という話題で盛り上がるんですね。(一部だけだとは思いますが。)
中国では、このカノープスを特別な星として位置づけているそうです。寿星とか南極老人星とも呼ばれているそうです。この星を見ると長生きができるとか、縁起が良いことが起こるとかの言われもあるそうです。
さて、そのカノープス、koro爺は見たんですよ。これはいいことがあるかもしれませんね。で、独り占めも何ですからお裾分けとでも言いましょうか。特別にお見せしちゃいましょう。(ちなみに撮影場所の緯度は、北緯36°12′45″です。)

いかがでしょう。見えましたか?
見えない?
うーん。では、koro爺の解説をよーく読んでくださいね。

画面の下の方に森が見えますか?そう、黒っぽく見えてますね。
その森の中央に塔のような物が写っているのが見えますか?森が少しくぼんでいるところです。ライトも光っていますね。その塔の少し右上の方を見てください。いかがでしょう。小さな点が見えますでしょうか。これがカノープスなんです。さすがにこの低さではなかなかお目にかかれませんね。少しでも雲があったりすればアウトですね。しかもこの星が見えやすいのは冬の今頃なんですね。それだけレアな星なんですね。
ちなみに、画面の上の方で明るく見えているのが全天で一番明るい星シリウスです。
動画(4K対応なのでWi-Fiなどでのご試聴をお勧めします)を見るともう少し分かりやすいかもしれません。こちらからどうぞ。

またまた星見ネタになってしまいましたが、今回も良いわけを一つ。
1番の子はもちろんのこと、2番、3番・・・・の子どものよさっていっぱいあるんですね。そんなところもぜひほめてあげてほしいなと、そう思うわけなのであります。

2 件のコメント:

  1. 伊牟田勝美です。

    「チーム森田の“天気で斬る!”」で拝見し、ここに辿り着きました。
    動画の2本目は、私の記憶違いでなければ、長野県で撮影されたものではありませんか?

    近年、「理科離れ」が叫ばれていますが、こういったもので関心を持つ子供たちが増えると良いですね。
    ただ、「理科離れ」を叫ぶ政治家やメディアの方が理科離れしているように感じられ、しかも本人たちが気付いていない様子なので、気になっています。

    何であれ、子どもたちに明るい未来が訪れますように!

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    1. 伊牟田さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      私の場合、理科と言うよりも自然と言った方が近いかもしれません。身近な自然の体験が子どもの学ぼうとする意欲を育んでいくと言ったらよいのでしょうか。
      「子どもたちに明るい未来が訪れますように!」に同感です。
      動画の撮影ポイントですが、群馬県の静かな田舎でございます。

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