小さい子(そうですね、2才前後からのお子さんでしょうか)って、ごっご遊びが好きですね。たとえば、お店やさんごっこ・八百屋さんごっこ・ハンバーガー屋さんごっこ・美容室ごっこ・お料理ごっこ・病院ごっこ・救急車ごっこ・運転手さんごっこ・郵便屋さんごっこ などなど、まだまだたくさんあると思います。
この、ごっこ遊びって、ちょっとだけ付き合うのはいいんですけれど、子どものエネルギーは無尽蔵ですからね、ずっと付き合うとなるとそれなりの覚悟がいりますよね。「まだやるの?もうお休みしない?」なんてこともありませんか?
でもね、この、ごっこ遊びって、子どもの成長にとって、とても大切なこと、大切な体験だと思うのです。子どもは、突然、この○○ごっこを始めませんよね。出かけたときにいつも見る現象であったり、身近な人がいつもやっていることであったり、これらは子どもが小さいながらも自分の目で見たことなんですね。そして自分でもやってみたいな、と思ったことなんだと思うのです。つまり、やってみたいという気持ちなんですね。やってみようとする意欲なんだと思うのです。この気持ちや意欲の積み重ねが、いずれ学ぼうとする意欲・学ぶ意欲の礎となってくれるのだと思うのです。
それから、ごっこ遊びの中には子どもの工夫や創造性が含まれているんですね。自由な発想っていうんですかね、大人では考えつかないことを始めることもありますね。そんなところから考える力の芽生えっていうんでしょうか、育っていくんでしょうね。大事にしてあげたいですよね。大切に育ててあげたいですよね。逆にその芽を摘むのって簡単ですね、「何やってんの?そんなことしちゃダメ。汚れちゃうでしょ。こわれちゃうでしょ。こらっ。」の一言です。
だから、大人にとっては面倒くさいところはあるかもしれないですが、ぜひともこのごっこ遊びに思い切り付き合っていただきたいなと思うのです。
近頃の小学生には、このごっこ遊びの経験が少なかった子が多いとも言われています。初期のごっご遊びは1対1とか1対2とか、限られた人数で始めますからね、特にご家族とのごっこ遊びですね。この経験が少ない子が保育園や幼稚園での少し大きい集団でのごっこ遊びの中に入るとしたら、そのお子さんにとったらハードルがちと高いかもしれませんね。そんなところからも、「うちの子はなかなかみんなの中に入っていけなくて・・・・」という状況が生まれてくるのかもしれませんね。そしてそれは小学校へと引き継がれていくのだと思うのです。小学生になると、もうれっきとした集団生活ですから、その中に馴染んでいくのは、これまたハードルが高くなりますからね。そんな意味でも、大人も一緒になって、(ごっこ遊びの時間をつくって)ごっこ遊びを楽しんでほしいと思っています。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2018年2月11日日曜日
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