先日のテレビで、全国学力テストの結果が悪いから夏休みを短縮する町がある、というニュースを見ました。授業時間を増やして学力を上げようということらしいのです。
koro爺は、えっ?!と声を出してしまいました。
これって、学力が低いことの理由を子どものせいにしていませんか?(国で定めた授業時間に不足が生じるというのならばともかくです。)これは、あまりにも大人げない理由付けですよね。子どもの気持ちを考えていない、いや考えようとしない、大人のやることはいつも正しい、そう思っている大人たちの奢りというかなんて言ったらよいのでしょうか。そこの町の子どもの何人かは、「私たちって頭悪いんだ」っていう思い(これをコンプレックスとも言いますね)をもってしまうのではないでしょうか。大人からすれば、だからこういう方法で学力をあげてやるんだ、自信をもった人に育ってほしいのだ、って理由をつけるのでしょうが。
これって最悪ですよね。今大切なことは、目先の結果でなくて、自信をもてる子どもを育てることだとkoro爺は思うのです。たとえ結果が伴わなくても、それに向けてどんな取り組みをして、どう頑張ってきたかを、子ども自身が振り返り考えられるような、そんな大人の指導があったとしたら、たとえ全国学力テストの結果が悪くても、子どもは自分に自信を持つことができるようになるのではないかと、そう思っているのです。長い目で見れば、どっちがよりよい子どもを育てられるか、その町を担う子どもを育てられるか、それは明白であると思うのです。
ところで、全国学力テストの結果ってそんなに大切なことでしょうか?いや、そんなことに活用するためのものなのでしょうか。今一度考えてみる必要がありそうですね。koro爺はそう思います。
だってですよ、この学力テストのための練習テストをしている町もあるんですよ。私が勤めていた学校ではそんなことはありませんでしたが、いわゆるガチンコですよね、そのための練習をして子どもを追い込んでそれなりの結果を出す、そしてうちの町は学力が高いんだと。たぶん、そういう町の教育長はこういった事実(取り組み?)は知らないんですよね。きっと知っているのは校長止まり。そして結果だけが教育長に報告されるんです。教育長はこの結果を首長や議会に知らせる。その結果、皆が、「うちの町の子どもは学力が高い」と。
で、その逆は、ガチンコの結果が教育長に報告され、それは首長や議会に報告され、「どうして我が町の子どもの学力は低いんだ。なんとかしろと(とまでは言わないでしょうが)」。それを見た周りの職員が今はやり?の忖度して、授業時間を増やす算段を考えて・・・・。
あり得ない、あり得ない、いや、大人が学力という言葉に振り回されて知らないうちに子どもが被害に遭っている?
このままだとなんでもありの教育界になってしまいますね。これってあってはならない現実なのかもしれません。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2018年1月21日日曜日
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