理由は、ここまで延期して我慢し合ってきたのだから、不安を感じるうちは再開を延期して子どもの安全を第一に考えてあげるべきだと考えるからです。
萩生田光一文部科学相は3月31日の閣議後記者会見で、「現時点で全国一律の要請を再び行う考えはないこと。東京都などで感染者が急増しているが、学校再開の時期について、地域で柔軟な対応をしてほしい」と述べました。
そして安倍首相は「その時々の状況に合わせて考えなければいけない。子供たちの健康、命を預かっており慎重な対応が、特に再開については必要だろう」と述べました。
昨日は、専門家委員会から提言がありました。
学校再開については、「現在の知見では、子どもは地域において、感染を拡大する役割をほとんど担っていないというエビデンスというか情報を得ている。従って、学校については地域や生活圏ごとの、県という大きなくくりではなくて、地域や生活圏ごとの蔓延の状況を踏まえて、判断していくことが重要だと思います。もちろん子供に関する新たな知見、エビデンスが出ていけば、適宜、修整していきたいと思う」と述べた。
感染拡大警戒地域:直近一週間の新規感染者やリンクなしの感染者数がその一週間前と比較して、大幅な増加が認められる。しかし、オーバーシュートには至っていない地域。直近一週間の帰国者・接触者外来の受診者の数についても、一週間前と比較して一定以上の増加傾向が確認される地域。
そして、「感染拡大警戒地域においては、地域内の学校の一斉臨時休校も選択肢として検討しても良いのではないかと我々は考えている」と指摘した。
結局は、「感染拡大地域以外は、一斉臨時休校の必要がない」「地域の(新型コロナウイルスの状況)実態によって柔軟な対応をとってほしい」ということなんだと思いますが、そうなんです、柔軟な対応はもちろん大切ですが、それ以上に慎重な対応が求められているのだと思います。それは私たちは子どもの健康、命を預けているのだからです。
今日、お昼のテレビ番組の中で、中国の研究グループが発表した資料が紹介されました。
「子どもが重症化する割合」(1月上旬〜2月上旬までに中国国内2143人を分析)
- 1歳未満・・・・・10.6%
- 1歳〜5歳・・・・ 7.3%
- 6歳〜10歳・・・・ 4.2%
- 11歳〜15歳・・・・4.1%
- 16歳〜18歳・・・・ 3%
感染した18歳未満の2143人の分析結果だと思いますが、子どもは感染しても症状が軽いというこれまでの情報はこのままでよいのか不安になりますね。
早々と学校再開について、早速判断された自治体も出てきましたね。英断だと思います。
<速報>GW明けまでの休校延長要請 熊本市長
4/2(木) 12:23配信熊本日日新聞
熊本市の大西一史市長は2日午前の定例会見で、新型コロナウイルスの感染が同市で続発している現状を受け、現在休校中の市立小中高校などについて、「5月のゴールデンウイーク明けまで休校を延長するよう、遠藤洋路市教育長に要請した」と述べた。3日開催の市教育委員会で決定する。(YAHOO!JAPANニュース)
福岡市教育委員会は新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、市立の小中学校などの一斉休校を今月17日まで延長すると発表しました。
入学式や始業式も延期されます。
福岡市教育委員会は、2日臨時会議を開き、来週の市立の小中学校と高校、特別支援学校について今月17日まで一斉休校を延長することを決めました。
来週以降、予定されている入学式や始業式も延期されます。
福岡市では先月25日以降、感染者が急増していて、児童や生徒、職員らが長時間、同じ場所に集まるリスクを避けるためだとしています。
学校再開は今月20日を予定していますが市教委は「状況をみて判断する」としています。
最終更新:4/2(木) 12:11
RKB毎日放送(YAHOO!JAPANニュース)
群馬県は、県立学校の再開は5月GW開けを目途(入学式だけは予定どおり実施)。大阪府立学校は、5月6日まで休校延長。都立学校は、5月6日まで休校延長。
都道府県の判断を受けて、市町村はどう判断していくのか、その根拠も含めてのていねいな説明が求められていると思います。
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