子ども育ての一場面(その2)で、泣きじゃくっている子どもへのあるお父さんの対応について紹介しました。
今回は、もう少しそのあたりについて考えてみましょう。
泣きじゃくるその理由についても少し書きましたが、その理由はそれぞれなんですけれど、子どもの成長段階にして至極当然の理由(子どもとして当然の理由ですね)もあれば、これまでの子ども育ての環境の中で培われた理由(大人がそうさせてきた理由ですね)もあると思うんですね。
で、そこでの対応なのですが、いくつか考えられると思うんです。
たとえば、
その1は、「いい加減にしなさい」と叱る。
その2は、泣いているのを無視をしてさっさと先に行く。
その3は、泣いている子を有無を言わさずその場から連れ去る。
その4は、泣いている子の話を聞いてあげながら、大人の思いを伝える。
などが考えられますね。
4つともそれぞれの大人の思いが込められており、どの方法であってもその場をおさめることができると思うんですね。
その1では、子どもに、「こういうことをしてはいけないんだな」ということを自覚させることができるようになると思うんですね。
その2では、「こういうことをしても親(大人)は、聞いてくれないんだな」ということを自覚させることができるようになると思うんですね。
その3では、「あれーっ」て感じでしょうか。
いずれにしてもこれらの方法で大人はその場を脱することができますね。めでたしめでたし、ですね。
ではその4ではどうでしょう。
いくら大人が子どもの話を聞いてあげようとしても、子どもはなかなか泣き止まないでしょうね。周囲の人たちの目(見ていないふりをしていながら実は見ている?)が気になりますよね。恥ずかしさも感じるかもしれないですね。時間がかかってしまって次の予定に影響しちゃうかもしれないですね。
でも、爺はそれでも4番目の方法に一票入れたいですね。こういう方法で子ども育てを続けていったら、いつかきっと親(大人)の言葉や思いに気がつけるような力が芽生え育ってくれると思うんですね。
反対に、その1、その2、その3の方法では、その場をしのぐことはできるでしょう、子どもにある程度の自覚をもたせることはできるでしょうが、だんだんと親(大人)の言葉を聞くことがなくなってしまったり、親(大人)の気持ちに気づこうとしないようになってしまわないかと危惧するのです。
「いつからか私(親)の言うことを聞かなくなってしまったんですよ」「反抗ばかりするんですよ」「(聞いたふりをして)無視するんですよ」という親ごさんの声と関係ないとはいえないと思うんですね。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2018年11月2日金曜日
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