2018年10月23日火曜日

子ども育ての一場面(その2)

先日、ショッピングモールでこんな場面を目撃したのです。
そうですね、見たところ2,3才くらいの子どもさんだったでしょうか、その子が思いっきり泣いてるんですね。場所はショッピングモール内の中央通りってところでしょうか。たくさんのお客さんの中での出来事だったんですね。
こういうことってどのご家族にもあり得ることですよね。

そのときなんですよね、お父さんが腰を折ってその子の目線にまで顔を落として、その子の背中をさすってあげながらその子の話を聞いてあげてるんですね。いや、聞いてあげようとしてるんです。もちろん、子どもは泣きじゃくっていますからね、言葉で説明なんかできっこないですよね。それでもお父さんは話を聞こうとしてるんですね。そしてその子が少し落ち着いてきたような時に、今度はお父さんがその子に話しかけてたんですよ。その内容は聞き取れなかったですが、確かにその子に語りかけていました。

この光景を見て、爺はこう思いました。
「この子はいい子ども育てをしてもらってるな」「このお父さんはいい子ども育てをしているな」と。
泣いてる子どもにはきっとそれなりの理由があるんですよね。もしかしたら、欲しいものがあったのかもしれないですね。それくらいの理由(子どもにしたらそれも大きい理由になりますね)かもしれないですね。でもその理由を聞いてあげようとするこの姿勢は、いつかきっと子どもに通じるものだと思うんですよね。もしも泣いている理由に気づけている大人だったら、その理由に対する説明(今は・・・だからできないよ。この次にね、など)も加えることもできるかもしれないですね。

こんな一場面一場面の積み上げが、よりよい子どもの成長として実ってくるのだと思うんですね。

余談になりますけれど、こういうことって園や学校でもいえることだと思うんですね。子どもの言動の背景に気づこうとするか、それとも自分の言動で子どもの気持ちを抑えてしまうか。後者の方が手っ取り早く子どもたちを動かすことができるのですが、それは実は表面的なものでしかないんですよね。そこには実に悲しいことですけれど信頼は生まれないんですね。
ちょっと横道にそれてしまいましたかね。今夜はこのへんにしておきましょう。

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