8月18日の朝日新聞デジタルに小学校での体罰事件が出ていました。
香川)教員が児童に体罰 丸亀の小学校、担任交代へ
丸亀市立小学校で7月、クラスの担任が児童のシャツの襟首をつかんで引きずる体罰をしていたことが、市教育委員会への取材でわかった。学校側は保護者に謝罪し、9月に始まる2学期から担任を交代させる方針。市教委は月内にも県教委に正式に報告し、県教委が処分などを検討する。
市教委などによると、1学期の終業式のあった7月20日、4年生のクラスで児童同士の口論があった。担任の30代の男性教員は、教室にいた男子児童の襟首をつかみ、もう一方の児童のところまで廊下を引きずった。児童同士で話し合いをさせるためだったという。
保護者の指摘を受けて市教委が調べたところ、これ以前にも児童同士のトラブルがあった際、教員が同じ男子児童の襟首をつかんで引きずったことがあり、体罰にあたると判断した。
市教委の担当者は「一人ひとりの特性に応じた対応ができていなかった。児童が2学期も学校に通えることを最優先に考えた」と話している。
きっとベテランの先生ほど、「これくらいのことで」と思われることでしょうね。そうですね、たぶん、そう思いますね、5年くらい前ならばここまでの対応はなかったかもしれないですね。
でも客観的にこの事件を考えてみたいと思うんですね。ポイントは三つあると思うんですね。
一つ目は、子どもの襟首をつかんで廊下を引きずったことだと思うのです。これは子どもを対等に見ていないという行為なんですね。指導とか愛情とかの心が残っていたとしたら、子どもと同じ目線になって話し落ち着かせ、話し合わせることができたと思うんですね。
二つ目は、以前にも同じような対応、つまり同じ児童の襟首をつかんで引きずったことがあるということだと思うのです。その時に校内の指導体制をチェックできていたらと悔やまれてしまうのですね。トラブルの原因はなんだったのか、背景はなんだったのか、その際の指導はどうだったのか、そして子どもの様子はどうだったか、保護者への対応はどうだったのかなどについて校内でチェックしあえていたとしたらと思うのですね。
三つ目は、一人ひとりの特性に応じた対応ができていなかったということだと思うのです。これはあくまで推察ですが、被害に遭ってしまった子どもは、トラブルを起こしたり起こされたり巻き込まれたりしやすかったのかもしれないですね。確かに子ども間のトラブルに巻き込まれやすい子どもっているんですね。もしかしたら困り感を感じていたのかもしれないですね。いや、困り感を感じている感じていないを問わずですね、指導やサポートのあり方について担任や校内の指導体制を再チェックしていくことが大切だと思うんですね。
いずれにしても、今回の体罰事件に巻き込まれてしまったお子さんが二学期から元気に学校に通えるようになれることを応援したいですね。
もうすぐ二学期が始まりますが、このような残念な事件に子どもを巻き込まないような、そんな指導体制の再チェックをお願いしたいと思うんですね。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2018年8月20日月曜日
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