2018年2月23日金曜日

スマホのすごさ(2回目)

昨日の続きになります。気持ちを新たに続けてみましょう。
例えば20歳の男性がスマホを使い始めて、そのまま一生使い続けたら、おいくら関係先に支払うことになるのでしょうね。とりあえず月5000円かかるとしましょう。厚労省から示されている平均余命(平成28年簡易生命表から)は61.34歳なんだそうです。すると、5000円×12ヶ月×61.34年=368万400円ということになりますね。女性なら5000×12×67.46=404万7600円。二人で使い続けたら772万8000円。平均余命はこれからさらに伸びていくことでしょうから1000万円突破もあるかもしれませんね。そして今の子どもはさらに上乗せされるんですね。やっぱりスマホはすごいですね。
あ、また脇道に入ってしまいそうですね。

さて、子どもの身のまわりに普通にあって、こんなに便利で、社会にも貢献してくれている?スマホなんですけれど、このスマホのせいで子どもをあまりにも危険な状況に追い込んでしまっているのも事実ですね。今から免許制や年齢制にしようといっても、それは社会が認めませんよね。

ではどうするか?
それこそそれが大人の知恵の見せ所なんだと思うのです。

以前学校や教育委員会に勤めていたころ、携帯電話やスマホの普及に伴って子どもが事件やいじめなどに巻き込まれることに対しての対策について話し合ったことがありました。教育委員会といってもセクションがたくさん(おもに社会教育を担当する生涯学習課、おもに運動やスポーツを担当するスポーツ推進課、図書館や文化財などを担当する文化財保護課、幼稚園や学校教育を担当する学校教育課などですね。自治体によって名称は違ってくると思いますが。)あって、この問題については生涯学習課が中心になってまとめていたと思います。そしてその話し合いの中で学校としての取り組みも求められたわけです。当時はLINEなどでの中学生のトラブルが多かったですからね。そして携帯電話やスマホの普及が小学生にも広がりを見せてきた時でもありましたから。いろいろな人たちが集まって話し合いがもたれましたね。校長先生、PTA会長さん、青少年にかかわる団体の代表の方、生涯学習課の担当者、学校教育課の担当者などでしたかね。
そして結局のところ「学校への携帯電話やスマホの持ち込みは原則禁止です」という結果になったと記憶しています。当たり前と言えば当たり前の結果なのですが、それに付随して学校内でも携帯電話やスマホの正しい使い方などのスポット的な指導が行われました。たぶん今もそうなんだと思うのですが。全市的にはチラシを作って配布したようにも記憶しています。「家庭内で使い方のルールを決めましょう」とか「9時になったら使うのをやめましょう」とか・・・・・・。たぶん、このような取り組みは全国的に行われていたと思いますね。でもやっぱり残念な事件が今も続いているんですね。事件(テレビや新聞で報道される)にはならなくても、それに近いような(表に出てこない)ことはたくさん起こっていることも考えられますね。

おっと、また脇道に迷い込みそうですね。大人の知恵の見せ所でしたよね。
要は学校でいくら取り組んだとしてもそれには限界があるということなんですね。どうしてなんでしょうか。学校での指導が足りないのでしょうか。
爺は違うと思います。学校は学校でできる指導をやってくれているんですよ。学校の味方をするのではなくそう思います。やってくれているんですよ。
今度は大人の知恵の中でも親の知恵、家庭の知恵が求められているんだと思うのですよ。親の知恵、家庭の知恵の見せ所なんだと思うんですね。そう思っています。

たかがそこにあるスマホのことなんですけれど、こんなに書いても書ききれないんですね。スマホってすごいですね。
そうそう、スマホを与えると成績(あくまでも成績、とりあえず得点としておきますね。)が必ず下がりますね。一時的な子もいればしばらく続く子もいますね。ただ、この成績=学力ではありません。ただし依存症や昼夜逆転などの症状が現れて、しかも長期化してくると学力に影響してくるでしょうね。あ、また脅かしてしまいましたかね。
長くなってしまいましたのでこの続きはまた次回ということで、今日はこのあたりで失礼します。

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