8月8日(土)の産経新聞デジタルからの情報です。
「高崎市、今年度の修学旅行すべて中止 8/8(土) 7:55配信 産経新聞
新型コロナウイルスの全国的な感染拡大傾向を受け高崎市は、市内の小・中・特別支援学校が今年度、予定していた修学旅行をすべて中止すると決定、飯野真幸教育長名で各校長に通知した。小学校58校で9月末~11月、中学校は8月末~10月に実施を計画。中学校では春季実施をコロナ禍により延期していた。富岡賢治市長は「修学旅行は学校生活最大の思い出になる行事。子供たちにはかわいそうだが、命と病気の危険には代えられない」とコメントした。中止に伴うキャンセル料は市が全額負担する。市教委は「今後、修学旅行に代わる思い出になる行事などを各校で企画するのではないか」としている。」
まさに英断ですね。そう思います。すべては市長のコメントにあるとおりだと思います。まさしく「命と病気の危険には代えられない」と思います。
聞くところによると、(この期に及んで)多くの学校で、修学旅行の実施を予定していたり、結論を持ち越しているそうです。第二波が来ている今、これからさらなる感染拡大が予想されている今、「子どもがかわいそうだから」「一番楽しみにしている行事だから」「子どもにはかかりにくいから」「子どもは重症化しないから」「先生が引率していくから」「三密と手洗い・うがいの徹底をするから」大丈夫だろうという確かな根拠のない大人の論理で、子どもをコロナ感染のまっただ中へ送り込んでいくのはいかがなものかと、そう思うのは私だけでしょうか。
先日も書きましたが、新型コロナウイルスについては、まだ明らかになっていないことの方が多いのですね。肺炎、川崎病症状、心筋炎など後遺症のことも大いに心配だと思っています。もう一度客観的に精査してみてはいかがでしょう。「修学旅行が本当に子どもが一番楽しみにしていることなのでしょうか」「修学旅行の日程の中で引率教師がついていれば、感染の危険の度合いは本当に低いのでしょうか」
高崎市の富岡市長のコメントの中には、真に子どもを思う愛情が込められていると思いますね。まさに英断だと思います。