2018年8月3日金曜日

発達と困り感(3)

前回は学校から見た症状について書いてみました。そして「こんな症状が強く長く見られるようだとしたら、そして大きな困り感として感じていたとしたら、その症状に合わせた手立てを取り入れた子ども育てを行えば、少しでも症状を和らげることができると思うんですね。早ければ早いほどいいと思うんです。」とも書きましたね。
では、学校に就学する前の子どもの症状についてはどうでしょう。

1〜3歳ごろ、ちょうど検診のころでしょうか、その症状に気がつくことが多いようです。
  1. 人の目を見ることが少ない
  2. 指さしをしない
  3. ほかの子どもに関心がない
  4. 一人遊びが多く、集団遊びが苦手
  5. 自分の好きなことや興味のあることには、毎日何時間でも熱中する
  6. 初めてのことが苦手で、なじむのにかなりの時間がかかる
  7. 決まっていたことの変更が苦手で、なじむのにかなりの時間がかかる
  8. 自分の話したいことしか口にせず、会話がつながりにくい など
こういう症状の一つや二つ、どの子にもあるものだと思いませんか?あるいは成長の過程でどの子も経験するかもしれないですね。そして子ども育ての過程で実際にこんな症状を感じたり感じているときには、それが少なかったり軽かったりしても、一過性の症状だったとしても、やはり不安を感じられると思うんですね。では具体的にどんな手立てが考えられるでしょうか。次回はそんなことを少しだけですが考えてみたいと思います。
でも、こんな症状や困り感が強く、そして長く続くようなときには、発達と困り感で書いたように、その困り感や不安を絶対に一人で抱え込まないことが大切だと思います。お住まいの近くにある子育て教室や自治体の保健師さんなどに相談してみるのがよいと思います。きっといいアドバイスをいただけると思うんですね。

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