また悲しい事件が起きてしまいましたね。これ、絶対に許されない事件だと思います。
被害に遭われたお子さんのご冥福をお祈りします。そして一刻も早くの犯人の逮捕を望みます。
こういう事件は本当にまれで特殊な事件だと思います。一般に起こりうる事件ではなく、犯人個人の特殊性が起こした事件だとは思うのです。それでも、こうして起こってしまった事件を見ると、子どもの安全を守るための方策を今一度みんなで考え直す必要があるのではないかと思うのですね。
では、子どもの安全についての現状はどうなんでしょうか。
園では、幼稚園にしても保育園にしても、保護者から園へ、園から保護者への直接の手渡しになりますから安全ですね。
でも小学生以上になると子ども自身による登下校が原則になりますね。登校の時には仲間の目や通勤時の多くの大人の目がありますから、こういった事件は少ないと思うのですね。たまに登校時に声かけ事案や露出事案などがあるのですが、そういう情報が入ったときにはその情報を市や警察と共有して見回りを密にしてもらいます。緊急メールを使って保護者や地域の学校応援団にも情報を伝えて大人の目を多くしてもらいます。もちろん子どもにも学年に応じた指導も行います。そして下校に合わせて職員による見回りも行いますね。ただ、こうして大人の目を増やしても限界があるのも事実ですね。
それでも、こうして情報を流す経路を再確認して機能させていくことはとても大切なことだと思います。ただし機能していないシステムは役には立ちません。
PTAなどが中心になって通学路の安全点検を行ったり、それをマップ化したりすることもありますね。これもいいですね。マップをもとに、下校時のパトロールにいかしたりできたらいいですね。
定期的にパトロールをしたり立て看を作ったりして大人の目がこどもの安全を見守っているよという合図を、こうした特殊性を持った犯人予備軍に発していくことも抑止の面で効果があると思いますね。ただ立て看も毎年新しく更新していかないと効果は確実に薄れてきますね。立て看を大人と子どもで作ったりするのも意識付けの面で効果がありそうですね。
通学路、特に危険箇所として捉えているところには、最優先で防犯カメラの設置を進めていくことも抑止面で大きな効果があると思いますね。もちろんこれには大きな費用がかかるでしょうが、これは自治体の仕事としてぜひ進めていただきたいですね。
そして、もしも起こってしまった時への対応として、GPS発信器付きのランドセルなども必要な時代になってきたのかもしれませんね。これはもちろん保護者の管理となるのですが、学校や教育委員会もこうした要望が出てきたときへの対応も考えておくことも必要ですね。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2018年5月10日木曜日
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