2018年12月12日水曜日

冬の星座

12月になって、さすがに寒くなってきましたね。
今夜も風が冷たくて空気の冷たさを感じます。
そんな中、空を見上げると、西の空には三日月が、そして東の空にはおうし座が見えています。
おうし座といえば、プレアデスですね。これまたきれいに見えています。
このプレアデス、ほんとうはプレアデス星団って言うんです。星が集まって見えているんです。双眼鏡を使って見ると、ほんとうにきれいに集まって(並んで)見えるんです。
日本では、「すばる」とも呼ばれていますね。
1000年も前に書かれた清少納言の枕草子にも出てくるんですね。
「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからしかば、まいて」
(星はすばるがいいですね。彦星(わし座のアルタイル)もいい。ゆふづつ(よいの明星=金星)もいい。よばひ星(流れ星)も少しいいですね、でも尾がなければもっといいと思うのだけれど)
さて、清少納言はこれらの星の中で、どの星について一番言いたかったのでしょうね。やはり、すばる、なんでしょうか。
爺は、こんな解釈をしてみたんですね。
すばるはもちろんいい。きれいに見えますね。彦星もいい(織り姫星と言わなかったところもなかなかですね)。金星もいい。輝いて見えますね。でもね、私はよばひ星がいいと思うんですね。あの尾さえなかったらね、一番心に映るんですよね。
さて、いかがでしょう。

では、今夜のすばるをごらん下さい。
すばる&ウィルタネン彗星

  • 2018年12月12日19h35m撮影
  • リコーGXR+リコーA12 50mm F2.5
  • F2.5で10秒露出

ところで、この写真の中に彗星が写っているんです。ウィルタネン彗星です。7×42mmの双眼鏡で淡い姿を見ることができました。今後4等星くらいの明るさになるかも、と言われています。
では、早速見つけてみましょう。
すばる、分かりますか?左上に星が六つくらい小さく集まっていますね。
そのすばるの下の方にも星がたくさん見えますね。その中の一番明るい星(アルデバランと言います)が分かりますか?
すばるとアルデバランを直線で結んで、それを一辺として右側におおよその正三角形を作ってみて下さい。その頂点あたりに、ほら、ボーッと。見えますか?それがウィルタネン彗星なんです。

では、今夜はこの辺で。





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