いったいどこでその「やる気」を落としてきてしまったのでしょうか。
koro爺は、こう考えています。
子どもはいつも目にする事柄について、「知りたい」「やってみたい」「試してみたい」と思っている。だけど、そのために生じる行動には、時に危険もある、時間もかかる、面倒くさい、費用もかかる、・・・・。
子どもが動けば、特に小さい子には、危険が伴ってきますね。どうしても大人の見守りと支援が必要になってきます。
子どもの動作はゆっくりですね。何回も何回も繰り返しますね。それでもできないことの方が多いかもしれませんね。それでも子どもは続けようとする。一つのことができるようになるまでには何回、何十回というトライアンドエラーが必要なんです。その動きを見守ったり支援したりしてあげることも必要ですね。
そうなんです。大人なら簡単にできてしまうことでも、子どもにとったらとてもレベルの高いことなんですね。見守っている大人は、ついつい手伝ってしまいます。手伝いすぎてしまうというほうが正しいかもしれませんね。見守るって結構面倒なことなんですね。
子どものやってみたいことには、時に費用がかかることもありますね。お金をかける基準っていうのでしょうか、子どもの目線に立った基準っていうのでしょうか、それって大人の基準からしたら無駄なものに見えてしまうこともあるものですからね。
だから大人はその行動から子どもをだんだんと遠ざけるようにさせてしまう。そしてもっと安全で、時間も必要ない、面倒でない、大人の基準で費用のかからない、そんなものを子どもに与えてしまうのですね。
たとえば小さい子が見せられているビデオ。ビデオを見せていれば、子どもはその画面をみながら静かにしている・・・・ように見えますね。でもそのことは、子どもが「知りたい」「やってみたい」「試してみたい」からみると遠い行動のように思えるのです。このような行動を日常で繰り返していたらどうでしょう。子どもはビデオをかければ静かにその画面をみているかもしれないですが、それ以上の「やる気」は育ってこないと思うのです。(ビデオ視聴がすべて悪いと言っているのではありません。)
そうなんです。子どもは、知らず知らずのうちに、自分の責任ではないところでです、私たち大人によって、「やる気」を落とさせられていたのです。
では、落としてきたしまった、いや落とさせられてしまった「やる気」を拾い戻すことができるのでしょうか。
爺は、「できる」と信じています。それについてこの研究所で考えていきたいのです。もしかしたら独り言で終わってしまうかもしれないですが、一人でも多くの子どもに、「やる気」をもってほしい、「やる気」を感じてほしいと願っているのです。そしてそのための「子ども育て研究所」でありたいと思っています。
「子育て」という言葉はよく聞きますね。でも私はあえて「子ども育て」と言ってみます。とりあえずは子どもをめぐる問題を中心に、いじめ・体罰なども含めて、子どもを巡るもろもろの日常を書き綴ることから始めてみることにしましょう。
2017年12月12日火曜日
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