2018年8月28日火曜日

発達と困り感(4)〜予定の変更にとまどいやすい子〜

ここのところ、ゲリラ豪雨っていうんでしょうか、短時間に強風と豪雨が通り過ぎたりする天候の急変が多いですね。
爺も一昨日、そのゲリラ豪雨に遭遇してしまって、本当に久しぶりの雹(ヒョウ)まで体験してしまいました。その時の様子をこちらにアップしていますので、よろしかったらどうぞ。
ちょうど家路の途中だったのですが、それはそれはすごかったです。

さて今回は、発達と困り感の4回目を書いてみますね。症状や困り感を感じたときの手立てについて考えてみましょう。
ただ、私は医師ではないので診断もできなければ処方箋も出すことができません。学校現場で使っている手立ての紹介とでもいいましょうか。

学校では時間割が決められていてその日の授業内容もだいたいが予定通りに進められるんですね。ところがたまにその予定が変更になってしまうこともあるんですね、それも突然に。授業の変更とか場所の変更とか、あるいは担当の先生の変更とかですね。
ほとんどの子どもはその変更に対応できるんですけれど、なかにはその変更に対応しきれずに、表情を硬くしたり、落ち着きがなくなってしまったり、みんなとの動きができにくくなってしまったり、そんな行動をしてしまう子どももいるんですね。もしかしたら学校だけでなく園とか、あるいは家庭でもですね、そんな困り感を感じているお子さんやご家族もいらっしゃるかもしれないですね。

そんなときにはどうしたらよいでしょう。

教室には時間割表が貼ってあるんですね。でもこれって授業予定が固定化されているわけですから、今回のような急な変更には対応できないんですね。そこで、今日一日のスケジュールをマグネットなどで黒板の隅などに貼っておくんですね。これなら変更があったとしてもすぐに修正できるんですね。
そしてこれを使うときのポイントが二つあるんです。
一つは全員に説明しておくことですね。「二重になるけれど、ここにも貼っておくよ。先生も忘れないようにしないとね」と。
もう一つは、急な変更に対応するのが難しい子どもに、個人的にそっともう一度説明してあげるんです。「変更があるときはここに貼り替えるからね。ここを見て行動しようね」と。困り感を持っている子どもは、これだけでも安心できるんだと思うんですね。

では、家庭生活の中ではどうでしょう。

まずは、朝のうちに一日の予定を説明というか、一緒に確かめ合いたいですね。その時にボードとマグネット(予定が書かれているもの)が欲しいですね。百円ショップなどで材料をそろえられると思います。
そしてそのボードとマグネットを使ってですね、時々わざと予定を変えてあげるんですよ。練習ですね。そんなことを繰り返しながら家庭でも学校と同じように、急な予定の変更にも対応できるような力を育ててあげられたら、少しずつかもしれないですけど、より効果的なサポートができると思うんですね。

そしてもう一つ。
お子さんがこんな困り感を抱えていたとして、家庭でこんな取組をやっていたとして、でももしも学校でやってくれていなかったとしたら。そんなときはぜひ学校にお願いして、同じような手立てを試してもらってほしいと思うんですね。遠慮しなくていいと思いますよ。家庭と学校で同じような手立てを使うことができたとしたら素晴らしいと思うんですね。

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