2018年7月11日水曜日

発達の個人差

ひまわりにも生長の個性があるように、子どもの発達にも個性があるんですね。
たとえば、乳児期で言えば、寝返り・はいはい・おすわり・つかまり立ち・歩行・発語などなど。これらの早い遅いは大いに気になるところだと思うんですね。
でも、これって競争ではないんですね。早いことがすべてよいのではなくて、ゆっくりなことが悪いのではないのです。そこのところさえ、おさえておくことができたら、子どもは安心して成長してくれるはずなんです。
ところが、ややもすると、「○○ちゃんはもう歩いているのに、うちの子はまだなんです。この子はどうしたんでしょう」とか、「うちの子は言葉がなかなか出てこないんです」とか、どうしてもほかの子どもと比較してしまうんですね。ほかの子よりも早ければ安心して、ゆっくりめだと不安になってきてしまうんですね。そして、その不安を子どもの前で話したり、子どもにあたったり、特訓を始めたりと、それこそ子どもの成長にプレッシャーを与えてしまったりするんですね。

実は子どもの発達にも個性があるんです。個人差というんでしょうかね。ある領域の発達が早い子もいればゆっくりめの子もいるんです。ある領域の発達は早いけれど他の領域ではゆっくりめであったりする子もいますね。これ、お母さんのおなかの中にいるときにすでにプログラムされているところもあるし、育ちの環境に影響されるところもあるんだそうです。だいたい6ヶ月前後の違いは大いにありますね。早い子とゆっくりめの子のことを考慮したら12ヶ月くらいの個人差はあるものだと思います。そして早い子にもゆっくりめの子にもですね、その子に応じたサポートをしてあげることで、さらによりよい成長を目指すことができるんだと思うのです。ひまわりの生長と同じですよね。そこが子ども育てなんだと思います。

でもときには、その子に応じたさらに適切なサポートをすることによってよりよい成長が目指せるときもあるんですね。子ども育ての過程でご家族が大きな困り感をもってしまうようなときとも言えると思います。そのあたりについて、少し次回から書いてみようと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

スノームーン

2月の満月はスノームーンとも呼ばれるそうですね。せっかくだから満月の予報時刻である2月17日午前1時57分を狙って撮影してみました。 西よりの風が強くなったなかでの撮影となりました。 まさにスノームーン。凍てつくように輝く、実にきれいな月でした。 昨日16日の月をアップし忘れ...