2018年1月31日水曜日

小学校3年生が先生に骨折させられる

小学校3年生が担任の先生に、宿題を忘れたとの理由で、鎖骨を折られたとのことです。(テレビのニュースから)
改めてインターネットで調べてみると、次のように書かれていました。

教諭は昨年12月19日、男児が算数の宿題を忘れたため、午前中の休み時間にやるよう指導。しかし、男児がその後も宿題をしているように見えなかったことから、胸ぐらをつかんで廊下の壁に押しつけるなどしたという。
 男児は午前の授業中に痛みを訴えて保健室で処置を受け、同日午後、帰宅後に保護者と一緒に医療機関へ行き、鎖骨骨折と診断された。
市教委の聞き取り調査に対し、教諭は壁に押しつけたことを認めたうえで、「しっかり指導したいという思いだったが、感情的になってしまった。深く反省している」と話したという。男児は現在も痛みを訴えて登校しておらず、教諭も心労による体調不良を理由に、今月12日から欠勤しているという。(YOMIURI ONLINEより)

また残念な事件が起こってしまいましたね。繰り返されてしまいましたね。
「指導しようとしたが、感情的になってしまった」とのことですが、これは明らかに指導を越えた傷害事件というしかありませんね。
しかも、被害にあったお子さんは今も登校していなくて、加害者である教師は今月12日から欠勤ですか。きっとこの間に、加害者(校長も含めて)と被害者のご家族との間で話し合いがもたれたんでしょうね。でもまとまらなかったんでしょう。でもどんなに加害者側が謝罪をしたとしてもですよ、被害者であるお子さんの心はそう簡単に元に戻るものではありませんよね。そこのところをどれくらい分かってあげた上での謝罪ができていたかも問われるところだと思いますね。
子どもの胸ぐらをつかんで廊下の壁に押しつけるなどしたそうですが、この文だけではその場の状況が伝わりきれていないですね。「など」とありますが、たとえば、この行為の最中にどんな言葉が発せられたのでしょう。どんな表情や態度だったのでしょう。完全に力の上下関係、体格の上下関係、立場の上下関係の上に立った、9才の子どもにとったらそれは恐ろしい状況であったに違いありません。

まずは被害に遭ってしまったお子さんが一日も早く学校に来られるようになれるといいですね。ニュースでは、「まだ痛みを訴えて登校していない」とありますが、体の痛みはもちろんですが、心の痛みも大きいと思いますね。これは学校(校長)としての責任でぜひフォローしてあげてほしいと思います。
次に、学校を預かっている全国の校長先生にお願いしたいですね。自分の学校でこのようなことが起こっていないか、このようなことに発展しかねない状況(高圧的な指導、激しい言葉遣い、カッとなりやすい など)はないか、職員はいないかについて、ぜひとも点検とご指導をお願いしたいと強く思うのです。

このような事件が起こると、「子どもにも問題があるんだよな、子どもの態度によっぽど腹が立ったんだろうな、その担任の気持ちも分かるよな」などという声が聞こえてきそうですね。(もしもこういう声を発する職員が一人でもいる学校があったとしたら、それは危ない状況といえるでしょうね)でもそれは絶対に被害者やそのご家族には通じないですね。だって精一杯の愛情を注いで育ててきた子どもが、その子どもの失敗に対して、安心して預けている先生(大人)によって、しかもその先生が感情的になって、怪我をさせられてしまったのですから。もう時間をかけて何度でも何度でも謝罪をするしかないですね。そして精一杯、そのお子さんのフォローをし続けていくことを分かっていただくことが大切だと思うのです。

体罰の根絶、いや、教師による暴力行為(言葉の暴力も含めてですね)の根絶を、全国の学校で進めてほしいですね。


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